阿部剛己 さん
カリフォルニア大学アーバイン校【UCI】3年生
International Studies専攻

OCを盛り上げる学生団体の立役者
 「中学時代から学級委員などのまとめ役には進んで取り組んだ」という阿部さん。高校卒業後に通った東京の語学学校でも、学生会の運営委員として活躍。「新しい企画への挑戦が好きだと気づいたのはこの時ですね」。
 2003年夏に渡米。サンタモニカ・カレッジでは勉強に集中した。「でも、2年間のカレッジでの勉強よりも、東京で学生会の運営を通して学んだことのほうが大きかったと気づいたんです」と阿部さん。06年9月にUCIに編入した際には、オレンジ・カウンティーの学生を盛り上げるための学生団体、「UCIJSA(University of California Irvine Japanese Student Association)」を旗揚げした。
 オレンジ・カウンティーには、カレッジや4大が10校以上ありながらも、日本人の学生同士で情報交換する場がなかった。交流会を主催し、ウェブサイトやブログを立ち上げたことで、連帯感が生まれたのはもちろん、就職に関するセミナー情報なども学生同士で共有できるようになったそう。
 日本人以外の学生に向けても、毎週1回、日本語や日本文化を学ぶ場としてJapanese Conversation Partner Programを主催する。
「日本人も入れて毎回15人ほどの参加があります。先日は皆で千羽鶴を折りました。銃撃事件のあったバージニア工科大学に送るためです。これは他州の日本人学生会との協同企画です」。

夢は地元の町を立て直すこと
 「活動の結果がそのまま自分に跳ね返ってくる過程が面白い」と言う阿部さん。「アメリカに来てまで、あえて日本人の学生同士でつるむのはなぜか」という他の学生からの疑問には、「やりたい!というアイデアを実現する場として、オレンジ・カウンティーの学生団体を利用してもらえれば。多く失敗して学べるのは、学生の今だけですから。活動することで多くの人に出会えるので、考え方や人生の選択肢も広がります」と答える。「恐れずに失敗しろ。挑戦しなければ何も生まれない」という、バイト先での恩師からの言葉が座右の銘だ。
 将来の夢は政治家。過疎化の進む地元・宮城県の町を建て直したいのがその理由。「ほとんどの人はお金や人気、または地元企業とのつながりで政治家になる。そういう人が良い政治家になるとは限らない。政治家は、学歴も経歴も関係なく、誰でもなれるオープンな職業のはず」と、現状に疑問を感じている。学校では国際政治学を専攻。将来の夢へ向けて修業中だ。
 「オレンジ・カウンティーの学生生活や地域について、もっと知ってもらいたいですね」と語る阿部さん。今後もソフトな考え方とパワフルな行動力で、オレンジ・カウンティーの学生をどんどん盛り上げていく。
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JSAの仲間たちと。
チームワークもバッチリ!
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JSNの運動会にて。ビリになった
UCIJSAはパイ投げの餌食に!
【 最近のマイブーム 】DJ Kentaro
 14歳でクラブデビューを果たし、20歳で世界ナンバーワンDJを競う大会で、アジア人初の世界チャンピオンに輝いた。「人間離れしたあの技術と音を創り出す才能はすごい!と思いながら見ていたら、同じ宮城県出身。しかも地元の友達の友達だったんです! 世界は広いようで狭い。いつかLAにも呼んでみたいですね」。
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©Endeavor Entertainment/Ninja Tune
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(Lighthouse2007年6月16日号より転載)