翁長明弘さん 
サンタアナカレッジ・P.E.専攻


少年たちの憧れの選手に

 自然豊かな沖縄県出身の翁長さんは、外で遊ぶのが好きな活発な子供だった。アウトドア派の父と、剣道をやっていた母から受け継いだ運動神経は抜群だった。
 そんな両親の元、色々なスポーツに触れてきた彼が小学校5年生で選んだ部活は、バスケットボールだった。初めての本格的な部活動で、チームスポーツの楽しさを覚えた彼は、その後どんどんバスケットボールにのめりこんでいった。バスケット部では、持ち前の運動神経の良さからすぐにレギュラーとして活躍、見る見る上達していった。
 小学校6年生の時に観た1本のビデオとの出会いが、彼のバスケットへの熱をさらにヒートアップさせた。それは父が持って来たNBAの試合の録画だった。「本当にすごかった。ダンクも初めて見たし、カッコ良かったです」。
 この1本のテープが彼に日本ではなく、アメリカでバスケットをしたいという思いを芽生えさせた。「中学生の時にはすでに、アメリカの大学に入学して、絶対にバスケをするんだって決めていました」。


常に挑戦者でありたい
 そんな思いが実現したのは今年9月のこと。サンタアナカレッジのバスケットチーム「DONS」の入団試験を受けた。入団希望者の中で、唯一のアジア人だった彼は、身体的なギャップに戸惑いながらも、試験に見事合格した。「身体はでかいけど、スピードは通用すると思いました」。
 チーム入団後、積極的にチームメートとコミュニケーションを取り、共に競い合った。そんな彼の夢は、もちろんプロバスケット選手として活躍すること。そして、もう1つの夢は、彼の出身地の沖縄、そして日本をバスケットで盛り上げること。「夢は諦めたくない。努力することで叶えられると思う。もっと多くの人にバスケットの楽しさを知ってほしいし、子供に夢を与え、自分を育ててもらった周りの環境に恩返しができる人になりたい」。
 そんな少年たちの憧れの選手になれるよう、現在は身体を作り、レギュラーとしてチームに貢献することを目標としている。翁長さんがバスケットを盛り上げてくれる日が楽しみだ。

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パーカッションのクラスメイトと先生
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(Lighthouse2007年12月13日号より転載)