奥西紘子さん
カリフォルニア州立大学 ノースリッジ校・4年生・psychology専攻
思春期の若者の道しるべに
小さな頃は大の勉強嫌いだったが、英語に目覚めたのは14歳の時。通っていた英会話教室のホームステイプログラムを知ったことから始まった。母親の強い後押しもあり、1カ月間、コロラドに滞在することを決めた。当時は言葉の壁にぶつかったが、ホスト先の家族はとても親切だった。「言葉は通じなくても、家族の温かみを感じられたんです」と紘子さん。15歳と16歳の時にも、同じプログラムを通してカリフォルニアのロンポックに短期ホームステイを経験。英語も上達し、ホストの家族とも深い絆ができたため、いつかここに戻って来ようと誓った。
高校2年生の時、ニュージーランドに留学。最初は友達ができず、水をかけられるなど、17歳の少女にとって、つらい人種差別を受けた。「絶対に負けたくなかったし、私を認めさせたかったんです」。母親譲りの負けん気から、数カ月後には友人ができ始めた。国や人種の違いからくる思考や行動の違いなどに興味を持ち始めたのが、この頃だった。
すべてがつながった瞬間
2003年、ロンポックに戻り、念願の短大に進学。しかし、自分が本当に何をしたいのかわからずに専攻を変える日々が続いた。そんな時、心理学の授業を受けた。「これだ!」と、今までの疑問や興味がつながった。
心理学をより深く学ぶためにノースリッジに進学を決意。そこである先生と出会う。その先生のクラスは、先生自らの実体験を元に、生徒たちとオープンに会話をするといったもの。その人柄に魅了され、彼女のような臨床心理学者になりたいと思うようになる。今ではその先生のTA(Teaching Assistant)をする一方で、プライベートでは、母のように慕っている。
「恩師と一緒に心理学の勉強をすることが何よりも楽しいです」。夢は、大学で心理学を教えること。もちろん理想の教師像は尊敬する恩師。そして、さまざまな経験をしている思春期の子供たちの手助けをしたいと考えている。
「助けを必要としている思春期の子供を1人でも多く救ってあげたいです」と優しさで満ち溢れた笑顔で語った。
![]()
| ![]() |
(Lighthouse2008年01月16日号より転載)


