浅野陽介さん
カリフォルニア大学ロサンゼルス校【UCLA】4年生・Electrical Engineer専攻


日本を盛り上げたい

 アメリカ留学のきっかけとなる出来事が起こったのは、高校3年生のことだった。かねてより日本とは違った環境を経験したいと思っていた浅野さんは、父親の仕事の関係でアメリカに縁があったこともあり、オハイオ州の高校への留学を決意する。そこでの経験が、その後の彼に大きく影響することになる。
 アジア人がたった1人の高校で、彼を待っていたのは「いじめ」。言葉や暴力などは日常茶飯事だった。しかし、そんないじめに決して屈することなく、スポーツ、音楽、美術のモデルなど自ら積極的に行動を起こし、次第に周りに自分の存在をアピールしていった。3、4カ月経った頃、やっと周囲に認められ始め、いじめはなくなっていった。
 「この経験があったので、困難は絶対に乗り越えられると確信しました」と浅野さん。日本帰国後も、アメリカの大学進学に迷いはなかった。行動を起こし、結果を出す。そしてそれが認められて評価される。アメリカ生活を通して得たこれらの経験をより活かしたいと思い、もう1度海を渡った。



自分は日本人
日本人としての誇り


 アメリカで大学生活を続ける中で、日本という国をより学んだという。「海外を知るということは、自分の国をもっと知ることにつながると思います」。日本の文化、技術、伝統など、日本にいたら気付かなかったことが見えてくる。母国に対する思い、日本を活発で元気のある国にしたいという思いが強くなっていった。
 彼の将来のプランは、現場での実務経験を数年積み、経営コンサルタントとして活躍し、会社を設立することだ。「将来の日本を背負っていくような会社を見つけ、共に成長できるような会社にしたい」。現在は、留学予備軍から留学卒業生のサポートを目標に、IHRC(International Human Resource Connection)というサイトを立ち上げ、留学生の質の向上に取り組んでいる。
 「自分たちの活動を通して、日本の将来を担う学生が増えてくれると信じています」。そう語る浅野さんの目には、活気に満ち溢れた明るい日本の姿が映し出されていた。
 IHRCの詳細は、http://international-hr-connection.comまで。

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IHRCのメンバーと一緒に
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(Lighthouse2008年02月01日号より転載)