加藤葉月さん
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校 3年生・Theater Arts専攻


モデルを通して映画の世界へ

 英語と日本語教師である母親には、海外出身の友人がたくさんいた。そんな母親の強いすすめもあり、アメリカ人の友人を通して小学校5年生から中学校2年生まで、毎年夏にアメリカで開催されるミッションスクールのキャンプに参加した。
 始めはまったく乗り気でなかった。周りの同年代の子供たちは当然のように英語を話した。「自分だけが話せなくて本当に悔しかったです。帰国後は必死で英語を勉強しました」。英語が上達し始めると、どんどん英語が好きになっていったと言う。
 留学を決意したのは、1本の映画作品との出会いだった。作品名は『17歳のカルテ』。アンジェリーナ・ジョリー演じる精神病患者の役柄、そしてその映画自体の雰囲気に彼女は衝撃を受け魅了された。「こんな映画を作ってみたいと本気で思いました」。


異文化で身に付けた自己アピール力

 2004年9月、デアンザ・カレッジ入学。映画の勉強をしながら、クラブのチャリティーイベントにモデルとして参加することになった。参加者のほとんどがアフリカ系アメリカ人の中で、彼女は唯一の日本人だった。初めはその場の雰囲気に圧倒されていたが、1カ月も経つと共に切磋琢磨していく友人になっていった。2カ月間、ウォーキングの練習といったモデルのスキルだけでなく、異文化の中で自分の存在をアピールする方法も身に付けていった。
 「何回本番を経験しても足は震えますが、あの本番前の緊張感が本当に好きですし、何より自分に自信が付きます」。07年よりモデル、映画関係の仕事を本格的に始めるため、活動の拠点をロサンゼルスに移し、映画会社でのインターンを経験した。現在はモデルや演技の仕事を中心に活動し、仕事を通じて多くの人と出会い刺激的な日々を送っている。
 将来の目標は、アメリカの映画界で活躍すること。「90年代にエキセントリックな役を演じたアンジェリーナ・ジョリーのような個性的な役に挑戦したいし、映画制作にも関わりたいです」。ハリウッドの舞台で、スポットライトを浴びる日が楽しみだ。


ファッションショーのステージで
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(Lighthouse2008年05月01日号より転載)