人材育成支援事業のライトワークス(東京都千代田区、江口夏郎・代表取締役)は、新卒採用における内定辞退防止策の考察を目的に2008年卒業予定の大学生300人を対象とした「就職活動に関する意識調査」を実施し、集計結果の概要を以下にまとめました。
■ 7割が研修制度を確認、9割超が資格取得支援に興味
今回の調査で「企業を選ぶ際に、社員に対する研修制度を確認しましたか」という問いに対し、約7割が「はい」と回答。学生たちが企業の研修制度に高い関心を示していることがわかりました。また、「どのような研修制度に興味を持ちましたか」という問いで「興味を持った」「どちらかといえば興味を持った」の合計が最も多かったのは「資格取得の支援」の96%で、「自発的学習の支援」や「内定者研修」も9割以上の学生が興味を示しています。就職先を決める際には、会社が社員の成長を支援しているかどうかが重要な指針のひとつとなっているようです。
■ 最も身につけたいスキルは「ビジネスの基本」
「どのようなスキルを身につけてみたいか」という趣旨の問いに対して、「とても身につけたい」「どちらかといえば身につけたい」の合計が最も多かったのは「基本スキル(ビジネス文書の書き方・挨拶の仕方など)」で、98%とほぼ全員が必要だと感じています。さらに「業界知識」(91%)や「パソコンスキル(ビジネスにおけるワード・エクセルの使い方)」(90%)などの基礎的なビジネススキルへのニーズも高い結果となりました。一方で「マネジメントスキル」や「語学」などは7割台と関心は高いながらも、今回の調査項目の中では下位を占めていることから、今後は「基礎から教えてもらえるかどうか」も会社選びの重要な要素となりそうです。
■ 『デイトレ型』になるかどうかは会社のサポート次第?
「会社にどのようなサポート体制をして欲しいですか」という質問でも、「先輩からアドバイスを受けられる仕組み(メンター制度)」や「希望の職務に就くためのスキルがわかる仕組み」がいずれも95%と高い関心を示しており、「会社に自分を育ててもらいたい」という気持ちは強いと考えられます。社会経済生産性本部が今年の新入社員タイプに命名した『デイトレ型』が象徴するように、好条件を求めて早期転職してしまう新入社員への研修を疑問視する声もあります。しかし、会社が正しく育成することができれば、長期的な戦力となる可能性は高いと考えられます。
【 調査概要 】
「売り手市場」にあって、企業が優秀な学生を採用することはますます難しくなっている。また、内定期間の長期化を背景に、複数の内定を得た学生から辞退を突きつけられるという事態も増加し、人事採用担当者は内定辞退の防止策の考案を求められている。そこで、学生たちは就職先を決める上で何を指針にしているのか。そして、内定辞退防止の有効な対策はないのか。そのためのソリューションの考察を目的に今回の調査を行った。
・ 調査方法: インターネットによる選択及び記述式アンケート調査
・ 調査対象: 2007年度に大学4年生となる全国の大学生(300人)
・ 調査期間: 2007年4月20日〜2007年4月24日
※ 調査結果は当社ホームページ( http://www.light-works.co.jp/ )で公開しています。
【 株式会社ライトワークスについて 】
株式会社ライトワークスは、コンサルタントによるアドバイザリーや幅広い分野のeラーニング教材など、お客様の業務内容に特化したソリューションを提供することで、企業内の人材開発支援を行っています。ITを活用した人材育成による組織全体のパフォーマンスや付加価値の向上を実現し、これまで多くの企業や官公庁、地方自治体から高い評価を頂いております。
(ライトワークス http://www.light-works.co.jp/ より抜粋・5月31日)
昨日お伝えしました、大卒求人倍率が来春は2.14倍、今春以上の売り手市場になるというリクルートの調査結果について、もう少し掘り下げてご紹介したいと思います。
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この調査は、従業員5人以上の7315社に調査し4350社(回収率59.5%)から回答を得、学生1万6135人に調査したものです。
項目を立てて、調査にあたったリクルートの分析をご紹介します。
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<学生の就職希望者数>
前年より0.1%減の43万6500人で、89年以来19年ぶりの前年割れ。
リクルートによると「少子化の影響というより、留年や退学の増加ではないか」のこと。
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<求人倍率>
従業員1000人未満の中小零細企業が4.22倍(前年同期3.42倍)、1000人以上の大企業が0.77倍(同0.75倍)。
いずれも増えていますが、大企業は依然として「狭き門」となっているようです。
★業種別の求人倍率★
金融業が0.39倍で買い手市場だったのに対し、「休日も休めない」などと学生に不人気の流通業は7.31倍で完全な売り手市場でした。
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リクルートは「企業業績の回復と団塊世代の大量退職を背景に求人数が増えた」と分析しています。
先日からお伝えしているこの売り手市場は、やはりこの2つが要因となっているようです。
日本能率協会の調査で、今年の新入社員は実力主義よりも年功主義の会社に魅力を感じていることが分かったそうです。
年功主義を好む人が49.1%だったのに対し、実力主義は48.3%だったとのこと。
年功主義が実力主義を上回ったのは2001年の調査開始以来初めてで、能率協会は「リストラで苦しむ親の姿を見てきたため、競争を避ける傾向がある」と分析しています。
この調査の記事を掲載している日本経済新聞によると、
実力主義を好む比率は03年(73.5%)をピークに減少しており、前年調査では実力主義が63.8%で、年功主義が34.6%だったそうです。
そしてついに今年、年功主義>実力主義の図式となりました。
バブル崩壊後から続いていた就職氷河期が05年春採用で終了し、2年連続で学生優位の状況・・・。
それほど競争しなくても就職できるようになったことも、この結果に影響しているようです。
